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散文日記

移動祝祭日

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完結

 スティール・ボール・ラン完結。
23巻の衝撃の展開のわりにはあっさりした終わり方でした。レース優勝はやはりあの人でした。
ネタバレになるので何も言えませんが。

今日明日休みなのでゆっくりしています。この頃休日が出ずっぱりだったのでたまには家に籠って部屋の掃除をしようかと思っている。母が手術をすることになり、来週からちょと忙しくなりそうである。
最近転職もしたばかりということもあるが、色々変節の多い年になりそうである。もしかしたら一家ごと転居するということもありえる。仕事にしろ、家庭の問題にしろ、色恋の問題にしろ、己の精神、肉体の問題にしろ、三十になる前に清算しておきたい問題は多い。その関係で今年の前半は痛いめに合うことが多かったので、後半は少し挽回したいところだ。

映画観賞、読書というのは自分のライフワークだったのだが、やはり仕事をしだしてからあまりしていない。なので、この連休の間に映画でも見に行こうかと思っている。
今やっている映画ではプリンセス・トヨトミが面白そうだ。浅田次郎原作の映画なのだが、彼は泣かせる話をよく書いている人だ。個人的に泣かせる小説、映画っていうのはあまり好きじゃない。さらに、彼の作品が原作の映画というのは泣かせようという意図が見えてしまうから嫌なのだが、実はけっこうな本数を見てたりする。けっきょく好きなのかもしれない。

だから見に行ってきます。と、思ってたんだけど。

その後、友人から電話がかかってきた。作者は万城目学だそうだ。間違いを指摘したので賞金とかでないの?と言われたが、この雑誌は懸賞パズル雑誌ではないのでお送りできませんと応えておいた。
今週はやっぱちょっと不調だな。凹んでいる。映画行くのは止めて来週からの英気を養うためにラーメン哲を食いに行くことに決めた。仕事は今のところ順調だが、今週みたいな調子で続けていては駄目なので気合いを入れ直さなければならん。

ちょっと喰らってきます。
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浄福

 お久しぶりです。
新しい仕事は今のところ順調で安定した生活を送っております。ただ、この頃プライベートの方が大荒れでここ二日の私は虫の息である。

そんなわけで疲れているのだが気晴らしにスティール・ボールラン最新刊を読む。衝撃の展開が描かれている。俺だけの時間だぜ!!ネタバレになってしまってごめんなさい。わからない人はそのままで。
遺体を集めたら幸福になる。この世のあらゆる幸福を支配するパワーが手に入る。いたいって何なんだ?そして、そんな凄まじ幸福っていったい・・・。ジョジョの登場人物は幸福を追い求めている。特にボスが意外と幸福を求めているのが面白い。昔はそれを見てずいぶんと通俗的な目的なんだなと感じていた。ボスの求めるものは人間的な何かではなくてもっと悪魔的な何かであって欲しいという少年の思いである。だが、著者はジョジョを人間讃歌と位置づけて描いているわけで、その観点からしてもボスが幸福を追い求めるのはまったくもって自然であり、好感が持てる。

退廃文学の影響が強くあったので、清澄な作品に対する拒絶感が強くあった。だが、この頃そうでもなくなってきた。むしろ退廃の影は私の周囲から離れていっているように思える。
もし、作品を何か書くとすれば延々と浄福なる場面が自由連想のように連なっている作品を書きたい。幸福なる日常をスタイリッシュにダイナミックに書く。たまにそんなのに憧れます。
夏目漱石が午前は作品を書き、午後は愉悦を貪る。芸術とはそこまでいかなければ嘘であると何かで書いていた。この心情に長らく反発していたのだが、やはり作品を書くのであればこういった境地を目指したい。

こういうことを考えるのは少し気持ちが疲れているのかもしれない。午後の愉悦、浄福なる日常を望む。

滋養

 本日は休日でした。
新天地では順調に仕事をしています。新しい環境での疲れなどもあり、今日はバテ気味でしたが、明日からまたがんばろう。

カットに行き、家族や友人に頼まれた用事をこなし、借りてきたDVDを消化しつつゆっくりと一日を終える。何をするという訳ではないが、明日の滋養を蓄えるにはもう少し時間が欲しいですね。

転職

 突然ですが、転職いたしました。
ついこの前就職したばかりなのですが、色々あって転職することになりました。トラブル続きに体調不良とけっこう困っていたので、転職先がやっと決まってくれてめでたしめでたし。
めでたいのはいいのですが、さっき測ったら37.8分熱があってグロッキー状態です。

この頃DVDをまたレンタルすることが増えてきた。
だが、なかなか当たりの映画が見当たらない。食指が動かない。なにか面白い映画はないだろうか。
読書生活もこの頃少し時間があったので復活していた。友人にかりた伊坂幸太郎を読んだり、経済関係の本を読んだり、古典を再び紐解いたりしていた。最近の小説を読みたい欲求がある。
とりあえず、伊坂幸太郎、森見登美彦、東野圭吾は読みたいと思っている。万城目氏もなかなか面白いらしい。
京都、奈良の県境に住んでいるので、この辺りの地域を題材に書かれている作品はぜひとも読んでいきたいですね。
あまり精神に余裕のない日々が続いているので、少し落ち着いたことがしたい。のんびりバカンスでもできればいいのだが。ゴールデンウィークは地元で過ごした。せいぜい、大阪に法事で出かけたぐらいだ。
しかし、孫の世代が集まるとそろそろ皆良い歳だ。私もよくよく考えたら二十代も終盤に突入しているし、学生を終えて社会に出ていく年齢になっている子が多い。親戚が集まると孫の世代の中では一番年上なことが多いのでそろそろしっかりせねばと思うこともしばしばだ。
むかしから、三十までには立てと言うがそろそろすっと立っていけるようにならなければならないのだろう。男子たる者黙ってしっかり立っていなければいけないと私は信じているのだが、なかなかこの黙ってしっかり立つということが難しい。この頃ふらつきまくりだ。
こんなことで三十までにしっかり立つことができるのだろうか?と悩むことがしばしばであります。
とにもかくにも新天地で全力投球して参ります。

ティファニーで朝食を

 朝から《ティファニーで朝食を》を見ていた。言わずと知れた名作。
トルーマン・カポーティ原作の映画だ。カポーティの小説は冷血しか読んだことがないので彼が書いたロマンティックな小説というものはあまり頭にない。ただ、カポーティはこういった作品の方が向いた文体と感受性を持っていた人だというイメージがある。センシティブで情感的な文体を持った人だ。あくまでイメージだが。
それよりもオードリ・ヘップバーン主演の映画というイメージの方が強い。ヘップバーンはそれほど好きではないけれども。
細すぎて折れてしまいそうな体型だ。それは努力と洗練の証なのかもしれないが、どこか不健康な印象を与える。

主人公は自由な女性で自由でいたい女性だ。彼女にはブルーな気持ちとレッドな気持ちがある。レッドな気持ち、それは不安が押し寄せてくる。それでどうしようもなくなるとティファニーのショーウインドウの前で朝食をとると落ち着くそうだ。
結末で結ばれた男性との生活がティファニーのようなものなのだろう。自由な女性を捕まえるのは難しい。
若者はいつだって自由でいたいと思っている。本当の自由がそこにはないことを知らない。そして、いつだって本当は服従を求めていることを知らない。自由は老年のものだ。それは制約のあるものだ。
若者にとって未来はいつだって不確定だ。それが手に入るかどうかまったくわからない。だが、老人に取って未来は確定している。ほとんど選択の余地がないぐらい確定している。それはもはや未来が形作り彼の目の前に確実に現れていることを意味している。

私の目の前に未来はあるだろうか?明日の朝が二度とこなければ良いと思うことが多い。明日が来ることが恐ろしく、不確定な未来が恐ろしいからだ。そこに自由はない。ありとあらゆるものに翻弄される生活が待っている。
映画はロマンティックな映画で私の趣味に合わなかった。だが、エンディング直前にタクシーで男が主人公に言う言葉は印象に残る。

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HN:
酩酊
年齢:
40
性別:
男性
誕生日:
1983/10/16
趣味:
読書・映画鑑賞・サッカー観戦
自己紹介:
酔いどれ管理人。
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