プリンセス・トヨトミを見てきました。
設定がかなりぶっ飛んでいたので、逆にそのリアリティのなさは気にならずに見ることができた。大阪国というと十代の頃の私は大阪は独立すれば良いのにと、アンチ大阪な発言を繰り返していた。
とはいえ、この頃は大阪もけっこう好きで、独特の雰囲気を楽しめるようになった。たまに映画で大阪の風景が流れているのもなかなか楽しかったりする。ここ数年大阪の橋本知事が道州制にすべきだと主張しております。案外大阪独立なんて発想も荒唐無稽ではないのかもしれません。
道州制はともかく大阪が国として独立してしまうのは問題であります。地方分権なら問題ないですが、地方主権となってしまうと国家分裂の危機なのではという危惧を抱いてしまいます。たまに橋本知事はこの辺りの言葉を乱用するので怖いなと思ったりするのですが、これからの時代は都市間競争の時代だから中央主権的にやっていては駄目だ!という主張には納得させられるものがあります。
その辺りの是非は私にはわかりませんが、関西がそうやって活性化していくのは良いんじゃないかと思います。個人的には大阪が洗練された都市になっていけばいいなと思うのですが、友人に言わせると違うようで、大阪の魅力というのはあのごちゃごちゃしていて何でも受け入れてしまうところと、エネルギッシュなところにある。こういったことをよく諭されています。確かにそういうものかな?と思ったりする。
関西が道州制になって活性化してもその土地に根付いている雰囲気や伝統といったものは残していって欲しいというのはあります。私の感じでは、大阪の文化的イメージは楽市楽座なんですよ。徳川幕府以前の下克上時代、あるいはそれ以前のごちゃごちゃした文化のイメージが原型にあるような気がしてならない。
全然違うかもしれないが、友人と大阪の魅力について話すときよくそんな話になります。とにかく、映画見て大阪遊びにいきたくなりましたので、今度新世界で串カツを食べながら友人と大阪の魅力について語り合ってみようかと思います。
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