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散文日記

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ティファニーで朝食を

 朝から《ティファニーで朝食を》を見ていた。言わずと知れた名作。
トルーマン・カポーティ原作の映画だ。カポーティの小説は冷血しか読んだことがないので彼が書いたロマンティックな小説というものはあまり頭にない。ただ、カポーティはこういった作品の方が向いた文体と感受性を持っていた人だというイメージがある。センシティブで情感的な文体を持った人だ。あくまでイメージだが。
それよりもオードリ・ヘップバーン主演の映画というイメージの方が強い。ヘップバーンはそれほど好きではないけれども。
細すぎて折れてしまいそうな体型だ。それは努力と洗練の証なのかもしれないが、どこか不健康な印象を与える。

主人公は自由な女性で自由でいたい女性だ。彼女にはブルーな気持ちとレッドな気持ちがある。レッドな気持ち、それは不安が押し寄せてくる。それでどうしようもなくなるとティファニーのショーウインドウの前で朝食をとると落ち着くそうだ。
結末で結ばれた男性との生活がティファニーのようなものなのだろう。自由な女性を捕まえるのは難しい。
若者はいつだって自由でいたいと思っている。本当の自由がそこにはないことを知らない。そして、いつだって本当は服従を求めていることを知らない。自由は老年のものだ。それは制約のあるものだ。
若者にとって未来はいつだって不確定だ。それが手に入るかどうかまったくわからない。だが、老人に取って未来は確定している。ほとんど選択の余地がないぐらい確定している。それはもはや未来が形作り彼の目の前に確実に現れていることを意味している。

私の目の前に未来はあるだろうか?明日の朝が二度とこなければ良いと思うことが多い。明日が来ることが恐ろしく、不確定な未来が恐ろしいからだ。そこに自由はない。ありとあらゆるものに翻弄される生活が待っている。
映画はロマンティックな映画で私の趣味に合わなかった。だが、エンディング直前にタクシーで男が主人公に言う言葉は印象に残る。
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