日帰りドライブに行ってきました。場所は広島の尾道。
先週末の雨で桜が散っているんじゃないかと心配だったのですが、ちょうどいい散り具合でした。
千光寺周辺の坂道散歩では、初代福石猫を撫でる。福が来れば良いのだが。
我々は展望台に向かった。
桜が美しく、舞い散っている花びらが海と山が一望できる展望台までの道を彩っている。途上石碑にこの地に縁のある文豪の一節が少しずつ置かれていて、情緒と言葉の余韻を噛み締めながら登る。
展望台まで辿り着くと、それぞれソフトクリームや瓶コーラなどで疲れを癒す。見下ろす風景はすばらしく、こんな土地に住むことができたらと思った。すべては長閑だった。
「麦酒が飲みたい」友人が言った。
私も同様だった。今、麦酒を飲めば至福の喉越しが味わえるだろう。空は快晴で麦酒を飲むには絶好のロケーションだった。とはいえ、我々は素面で情景を楽しむことを選んだ。
「何か生まれそうだ」
以前奈良の高畑にある志賀直哉の旧邸に行ったことがあるのだが、そこで何か触発されそうな気持ちを抱いたことがあったのだが、そんな気持ちになった。
ロープウェイを利用して下山すると、海辺の街を楽しんだ。戻ってくるフェリーをと静かな海、昭和の町並みの商店街を楽しんだ。昼食をとるため、メンバーの中から食事担当大臣を選任した。
じゃんけんだ。私は食欲が旺盛だったので、なんとしても権利を手中に収めようと熱を込めて手を出した。
最後の二人まで残ったが、負けてしまう。
選ばれたのはメンバーの中で最も食の細い人物だった。花あかりで食事をする。私は潮待ち膳を食べる。
それと、全員で調理されたたこの踊り食いをする。ピクピク動くたこは新鮮で美味かった。
ひとしきり食事を終えると、眠気が我々を襲った。我々は午後の陽気を楽しんでいた。
その後土産を購入し、いくつかの寺を見た我々は昭和レトロな喫茶店で休息を取り帰省の途につくのだった。
昭和の雰囲気が好きなのでこの街に住みたいと思った。それぐらい良い情緒を味わうことができました。次に広島に来るときには宮島にも行きたいと思っている。
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